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更新日:5月6日

昭和堂より2021年12月刊行

http://www.showado-kyoto.jp/book/b593605.html



追加資料(注と現金現物日記帳の追加)



注1) その他の加工について

 集計については、週単位の動きも見たいので、できる限り週を割らない。

 給料や電気代などは月末支払いだが、実際の支払日を忘れた時もあり、その場合は表末に記載する。その結果、月別集計の際に月末がどの月にカウントされるかで、多少の偏りが生じる。

 労働者は「下の畑」と「家庭畑」における雇用に2区分できる。「下の畑」の場合は、臨時雇いであり、基本的に雇った(契約した)時にカウントする(実際の支払いは後のことがある)。「家庭畑」については住み込み(月末払いの月給制で食事もともにする)で、主に「家庭畑」と家畜の世話をする

 電気代も支払日が不明の時は、同月の最後に記載する。

 「穀物」は、主に炭水化物を提供する主食を意味する。そのためパン、バナナ、豆はここに入れる。トウモロコシの脱穀や粉砕も穀物費とする。

 「肉、卵、魚」は畜産物・水産物を意味する。そのため牛乳も主食の1つであるが、ここに入れる。

 トマト、タマネギ、ニンジン、ピーマンは「スパイス」と呼ばれ、味付用が多い。調味料に近い使われ方をするが、「野菜」に分類する。ジャガイモも「野菜」に分類する。

 外食(おごりを含む)は「その他食料」に分類する。

 傘、スリッパ、糸、ベットシーツ、ロープ、マットレス、ハンカチ、(街における)アイロンがけ代は「衣服費」に分類する。手洗・洗濯両用の石けんは、「衣服費」に分類する。

 手洗用石けん、蚊帳、トイレット・ペーパーは「保健費」に分類する。

 電池類、電球、マッチ、ろうそくは「光熱費」に分類する。

 スポンジ(たわし)、ナイフ、カレンダー、こづかい、(街における)家賃は「その他」に分類する。

 ただし全寮制の学校で必要とされるこづかいは、文具などの購入用が多いので、「教育費」に分類する。授業料(分割可)は12月か1月(一括の場合)に支払う。

 「砂糖、塩」は調味料を意味する。調理油はここに分類する。

 カミソリ、床屋は「化粧(コスメティック)」に分類する。

 「寄付」には、村の社会開発のための寄付、クランへの寄付(結婚式、葬式などの儀式や入院などの費用)、ルデア(村の社会開発を担うNPO)の会員費、教会への寄付などがある。さらに教会への寄付は2種類ある。contribution(寄付)は特別の依頼が教会からあって、それに対応すること(施設の建設、異動する神父のお別れ会など)。offertory(献金)は日常の寄付(平和な1週間のお礼、貧困者の救済、聖歌隊の交通費、教会の運営費など)。

 写真代は「レクレーション」に分類する。

 「ファニチャー」は「家財」を意味する。鏡、ボウル、カップなどもそこに分類する。 「ビバレッジ」はお菓子類を意味する。飴、スナックや落花生などのおつまみも、そこに分類する。

 農地の販売額(カネ)の動きを見るために、その販売を「財産的収入」に分類するが、「財産的支出」の方にはカウントしないでおく。

 「種子」については、購入するのはハイブリッド・トウモロコシのみである。コーヒーの苗木も「種子」に分類する。

 トラクター代については、夫が農作業に参加できないので、その代わりに支払うという理解のようである。

 牛に対する注射などは「農薬」に分類する。

 年金は過去の兼業に対する支払いなので、「兼業」に分類する。

 「交通費」については一部、街への通勤費(所得的支出)とすべきかもしれない。しかし基本的に保育園の先生は、その場に住むことになっており、家庭の事情によりK氏が往復したものである。つまり家計費の方へカウントした。なおバス代は交渉によって安くなることもある。

 残金がマイナスになっている時期があるが、上記のように、実際に支払った時期と記帳した時期の多少の差異が主因である。実際に残金がない場合もあり、村広場の店、拡大家族、手伝いなどに支払を待ってもらう。なお残金はたんす預金になる。


注2) 生産物家計仕向の市場価格換算(K農家のみ)について

  家計仕向については基本的に、消費日でなく収穫日にカウントする。家計仕向けする生産物の種類や量が多いので、完璧に記帳するのは無理で、記帳漏れもある。事後的に聞き取りによって修正するのは、家計仕向の場合は無理だったので、記録されている家計仕向は少なめの金額だと理解されたい。

 バナナについては、小さいバナナは2束で1,500Tshs、大きいバナナは1束で1,500Tshsで換算。トウモロコシは1,000Tshs/ガロン、豆(大豆)は2,500Tshs/ガロン、牛乳は200Tshs/リットルで換算。

 牛乳はこの期間、2004年3月~5月のみ十分な搾乳量を得て家計仕向けしたため、3月~5月のみ毎日1リットルを自家消費したとして換算。2月が出産期の雌牛を1頭、持っているので、11月までは乳が出るはずだが、7~10月が乾期で乳が出にくいだけでなく、種付した近所の雄牛がよくなくて、妊娠したが全く乳が出なかったと言う。

 卵については、寒い季節に産卵率が落ちるが、当年は暑くて、また飼料をしっかり与えていたため、通常であれば、毎日1人1個ずつ消費でき、客がくればふるまうことができた。しかしこの年、K農家は十分な数のニワトリを飼っておらず(病気で多くが死に、かつ増えてくると販売して家計費にした)、卵消費についてはカウントしていなかった。しかし実際は、1週間に少なくても3日は、朝に消費(各人1つで計5つ)していたようで、60×5×3×5=4,500Tshsを各月の表末に加えた(2005年1月からは4人家族で3,600Tshs)。

 野菜を収穫すると、半分を家計に仕向け、半分を隣人に販売するので、販売した時に同じ額を家計仕向に記帳する。

 豆とトウモロコシは、在庫から取り出した時点でカウントする。バナナは収穫時にカウントする。しかし9月から、面倒になったようで、豆とトウモロコシを月末にまとめてカウントするようになっている。

 同じく面倒になったようで、2004年10月からバナナの家計仕向を月末にまとめてカウントするようになっている。さらに2005年1月から、家計仕向全体を月末にまとめてカウントするようになっている。

 2005年3~5月は干ばつで、家計仕向はバナナと卵のみになったようだ。

 なおT農家が家計仕向する調理油用のヒマワリを、K農家は生産していない。


更新日:5月6日


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更新日:5月6日


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